坐骨神経痛の改善報告
坐骨神経痛の改善報告
患者様の年代
30代
患者様の性別
男性
ご職業・生活スタイル
工場の現場監督として勤務されており、三交代制の勤務形態です。夜勤もあるため睡眠時間が不規則になりやすく、十分に休息が取れたと感じられないことが多いとのことです。
症状の発生時期・きっかけ
2〜3週間前から、徐々に腰の重さやお尻の違和感が強くなり、最近になって脚にまでしびれが広がってきました。はっきりとしたきっかけは思い当たらないものの、座りっぱなしの時間が増えた頃から痛みが目立つようになったとのことです。もともと慢性的な腰の不調があり、それが強くなるのに伴って脚のしびれも感じるようになりました。仕事を転職してから約6か月が経過し、徐々に違和感は出ていたものの、ここ最近になって気になる時間が増え、気付いた頃には痛みとしてはっきり感じるようになったため、ご来院されました。
日常で何ができなくて困っていたか?
坐骨神経痛が出ることで、歩行や立位を続けることが難しくなり、移動中も痛みのために何度も休む必要がありました。また、座り続けることができず、車の運転やデスクワークなど、同じ姿勢を保つ作業が困難でした。靴下を履く、前かがみになる、物を拾うといった前屈動作でも痛みが出やすく、家事や仕事の動作にも大きな影響がありました。さらに、就寝中も寝返りの際に痛みが出ることがあり、睡眠の質が下がってしまう状況でした。
どのような施術を行ったか?
指圧、骨盤はがし、温罨法を行いました。坐骨神経痛は、腰からお尻、太もも、ふくらはぎにかけて走る坐骨神経が圧迫、または刺激されることで生じる症状とされています。原因としては、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、腰椎すべり症、梨状筋症候群などが挙げられ、坐骨神経の通り道に負担がかかることで症状が現れることがあります。症状としては、お尻から脚にかけての痛みやしびれ、電気が走るような感覚、筋力低下などがみられる場合があります。歩行や立位の継続が難しくなり、日常生活やお仕事に支障が出ることもあるため、施術を中心に対応しました。
施術のポイント・解説
今回のケースでは、梨状筋症候群の可能性が高いと考えました。梨状筋症候群は、骨盤内にある梨状筋が過度に緊張し、坐骨神経を圧迫することで症状が出る状態です。お尻の深部の痛みや張り感が特徴で、長時間の座位や立位、歩行、階段昇降などで症状が強まることがあります。痛みやしびれが太ももやふくらはぎまで広がる場合もあり、坐骨神経痛の原因の一つとされています。姿勢の乱れや股関節の柔軟性低下、長時間の座位、運動習慣の偏りなどが関与すると考えられます。評価では、触診や股関節の動作確認を行い、梨状筋の緊張を軽減する目的で骨盤はがしと指圧を行い、姿勢のバランスと筋緊張の緩和を図りました。
通院頻度・期間の目安
梨状筋症候群は、筋緊張や日常の動作習慣が大きく関係するため、初期は症状の変化を確認しながら施術や運動指導を行うことが大切です。一般的には、症状が強い時期は週2〜3回の通院が目安とされます。その後、筋緊張が落ち着き、日常動作が安定してきた段階で週1回程度に調整し、セルフケアとしてストレッチや筋力トレーニングを併用します。状態が安定してきた維持期では、2〜4週間に1回の確認とメンテナンスが一つの目安となります。
施術後の変化・現在の状態
梨状筋の過緊張や股関節周囲の動作の硬さが関与していたため、施術後にはお尻の深部の張り感が和らぐ、歩行や立ち上がり動作の負担が軽くなる、脚への放散痛やしびれが落ち着くといった変化がみられました。また、股関節の動きが出やすくなり、長時間の座位や立位に対する負担も軽減してきています。
患者様からの喜びの声
お尻の深い痛みや張りが和らぎ、以前より楽に座れるようになったと感じられたとのことです。歩行や立ち上がり動作もスムーズになり、脚のしびれが弱まったことで、日常動作への不安が軽減されたとお話しされていました。また、長時間座れるようになり、仕事や生活が整ってきたことや、再発予防のためのストレッチや生活動作について理解できたことで安心感を持たれたとのお声もいただいています。
担当者からの結び・アドバイス
梨状筋症候群によるお尻や脚の痛み、しびれは、日常生活に大きな負担となることがあります。しかし、身体の使い方や姿勢、筋肉の状態を丁寧に整えていくことで、症状の軽減が期待できます。一人で悩まず、身体の状態を確認しながら少しずつ整えていくことが大切です。原因や対処法を理解することで不安が和らぎ、日常生活での負担が軽くなる場合があります。







