悩みタイトル

膝の痛み
膝の水たまり(水腫)
歩き始め、歩行時の痛み
階段が昇りにくい
ロッキング症状

このような症状でお困りの方は『変形性膝関節症』かもしれません。

変形性膝関節症は高齢者に多い疾患です。
男女比は1:4で女性に多いとされています。
変形性関節症は放っておくと何もしなくても痛い、いわゆる安静時痛が起こります。
次第に外出の頻度が減る、活動量が減るなどし、次第に精神面でも大きな影響が出てしまいます。
お早めに受診下さい。

変形性膝関節症に対する当院の考え

変形性膝関節症とは、膝関節に骨棘という骨のトゲのようなものが形成されることで、関節の動きによって神経が刺激され、激痛が生じる症状を言います。
手術によって骨棘を取り除くことは、外科的な処置が必要となるため、残念ながら整骨院では行うことができません。

しかしながら、当院では骨棘自体を取り除くことではなく、体の状態を変えることによって症状の軽減が期待できる施術を行っています。
その施術には、関節の柔軟性や筋力にアプローチするための運動療法やストレッチ、骨格のバランスを整えるための調整などが含まれています。

これによって、関節への負担を軽減し、関節周囲の筋肉や組織の状態を改善することで、痛みや炎症の症状を緩和させることが期待できます。
痛みを引き起こす骨棘そのものを取り除くことはできませんが、体の状態を整えることで症状を軽減し、より快適な日常生活を送ることが目指されています。

変形性膝関節症を放っておくとどうなるのか

変形性膝関節症は進行性の疾患であり、放置すると症状が悪化し、日常生活における痛みや機能制限が増える可能性があります。
初期の段階では、特に動き始めや負荷がかかる時に痛みが現れることが一般的です。
休んだり安静にすることで一時的に痛みが落ち着くこともありますが、徐々に歩行時にも痛みを感じるようになります。

関節の変形が進行すると、正座や膝を伸ばすことも困難になる場合があります。
最終的には安静時でも持続的な痛みを感じ、膝の変形が進行すると歩行が困難になることがあります。
このような状態になる前に、早期に症状を認識し、適切な対策や施術を行うことが重要です。

変形性膝関節症の軽減方法

変形性膝関節症の軽減が期待できる方法をご紹介致します。

1.可動域拡大訓練
 1-1 膝の筋肉を伸ばすストレッチ:膝関節の可動域を向上させるために、膝の前後の筋肉を伸ばすストレッチを行います。
 1-2 膝の曲げ伸ばしのストレッチ:膝関節の可動域を向上させるために、膝を曲げたり伸ばしたりするストレッチを行います。
 1-3 膝蓋骨モビライゼーション:膝のお皿を上下や左右、斜めに動かす運動で、膝関節の可動域や関節機能の向上を促します。

2.筋力強化訓練
 2-1 大腿四頭筋の運動:太ももの前側の筋肉である大腿四頭筋を鍛えることで、膝関節の安定性や動きの向上を図ります。
  ①椅子に腰掛け片足ずつ膝を伸ばすように足を上げます。
  ②仰向けの状態で片足の膝を立てもう一方の膝を伸ばした状態で踵が床から10cm程あげます。     
  ③膝の下にクッションを入れそれを押しつぶすように力を入れる。その状態で5秒程キープします。

3.有酸素運動
 ウォーキング:有酸素運動としてのウォーキングは、膝関節への負担を抑えながら全身の筋力や持久力を向上させることができます。週に2〜3回、30分のウォーキングを行うことが推奨されています。

4.その他(余裕のある方)
 タオルギャザー:椅子に座り、足を乗せたタオルを足の指を使って引き寄せる運動です。立位や歩行時のバランス感覚や膝への負担軽減に役立つ可能性があります。

これらの運動を継続的に行うことで、膝関節の可動域、柔軟性、筋力が向上し、バランスが整うことが期待されます。

変形性膝関節症の軽減が期待できる施術メニューは?

当院では、変形性膝関節症の軽減に効果が期待できる施術メニューとして、矯正、ストレッチ、鍼、EMS(筋力を鍛える電気)を提供しています。
(変形の進行度合いによって施術メニューが異なります。)

進行度合いが軽度の場合は、矯正やストレッチを行います。
変形性膝関節症の方はO脚になり、膝の内側に負担がかかりますので、骨格を整えて負担の軽減を促します。
また、ストレッチによって硬くなっている筋肉を伸ばし、筋膜の癒着を解消することで関節の動きをスムーズにします。

進行度合いが進んでいて痛みや腫れが強い場合は、関節をあまり動かさずに鍼で筋肉を緩め、血流を改善します。
また、電気を使用して筋力をつけ、関節の負担の軽減を促します。

その施術を受けるとどう楽になるのか

当院では、ストレッチや矯正、電気などの施術を受けることで膝の負担を緩和し、痛みを軽減することが期待できます。
変形性膝関節症は、関節軟骨の弾力性の低下、膝の過度な使用、骨格のバランスの崩れ(O脚)、筋力の低下など、さまざまな原因が関与しています。
関節軟骨の弾力性は、加齢によって個人差はありますが、残念ながら止めることはできません。

したがって、当院では施術を行い、自身でも意識できるようにO脚を整えて膝の内側への負担の軽減を促します。
さらに、筋力が低下しているため負担が大きくなっている場合には、筋力を強化して膝をサポートする筋肉を育てることで負担を減らし、痛みの軽減につなげます。

軽減するために必要な施術頻度は?

変形性膝関節症の軽減には、痛みが強い場合は毎日の施術が適しています。

施術を繰り返すことで膝周囲の筋肉が柔らかくなり、血流が改善されます。
また、電気を使って筋力を強化することで膝への負担を軽減することが期待できます。

電気を使った筋力トレーニングは週に2回から3回を目安に行います。
痛みが軽減し、筋力がついてきたら来院の頻度を減らしていくことが可能です。

ご不安な点がありましたら、まずはお気軽にご相談ください!